地方創生コラム「未来へつなぐ出雲崎」②

公開日 2026年08月27日

最終更新日 2026年08月25日

インタビューから見えてきた町への思い

 

一人ひとりの言葉から見えてきた輪郭

 

「出雲崎町の好きなところはどこですか。」

「未来へ残したいものはありますか。」

「もっとこうなったら良いと思うことはありますか。」

地方創生コラム2.1

グランドデザインの策定に向けて、町内のさまざまな立場の方へのインタビューを進めています。

年代も仕事も、町との関わり方もそれぞれ違います。

当然、町への思いも一つではありません。

しかし、一人ひとりの話を聴き、その言葉を重ねていくと、何度も聞かれる思いがあります。

まだグランドデザインの答えが見えたわけではありません。

それでも、みんなが思い描いている「これからの出雲崎町」の輪郭が、少しずつ見え始めています。

 

これからも、この町で暮らしていくために

 

「挑戦できること」と「安心して暮らせること」

 

インタビューで聞かれたのが、新しいことに挑戦する人を応援できる町であってほしい、という声です。

すでに何かを始めている人だけではありません。「やってみたい」と思っている人が最初の一歩を

踏み出せること。

若い人や、新しく町に来た人が、自分の力を発揮できる環境をつくることへの期待も聞こえてきました。

地方創生コラム2.2

一方で、挑戦したいと思っても、そのどだいとなる暮らしが安心できるものでなければ、町に住み続ける

ことはできません。住宅、仕事、子育て、医療、買い物、交通など、日々の暮らしに関わる現実的な

声も聞かれました。

 

移住する人を増やしたくても、住む家がなければ暮らしは始まりません。

子育て支援があっても、働く場所や医療、交通への不安が大きければ、長く暮らし続けることは難しく

なります。

 

新しいことに挑戦できること。そして、安心して日々を暮らせること。

別々の話に見えますが、この二つがそろって初めて、「これからも暮らしたい町」になるのかもしれません。

 

出雲崎に「あるもの」を、どう未来へつなぐのか

 

地域の魅力は、つながることで新しい価値になる

 

妻入りの街並み、日本海に沈む夕日、魚や浜焼き、良寛、天領の里、歴史や文化、そして町の中にある空き家。

インタビューでは、こうした出雲崎町にすでにある地域資源について、多くの声が聞かれました。

印象的なのは、新しいものをつくることだけではなく、「今あるものを、もっと生かせないだろうか」という

視点です。

地方創生コラム2.3

例えば、天領の里を訪れた人が、そこから妻入りの街並みを歩く。

良寛ゆかりの場所を訪ね、出雲崎の魚を味わい、夕方には日本海に沈む夕日を見る。

一つひとつは、以前からこの町にあるものです。

 

けれど、それぞれをつなぐことで、これまでとは違った出雲崎町の魅力が生まれるかもしれません。

「何があるか」だけではなく、「どうつなぐか」。

町にあるものをもう一度見つめ直すことも、未来を考える一つの入り口になりそうです。

 

子どもたちに、どんな町を手渡したいでしょうか

 

次の世代から町の未来を考えてみる

 

学校や教育についての声も聞かれました。

少子化が進む中で、学校を単に「子どもが減っている」という問題として見るのではなく、地域の未来を

支える資源として考える視点です。

 

出雲崎高校には、少人数だからこそ一人ひとりに丁寧に向き合える教育環境があります。

また、小中学校では出雲崎町で生まれた良寛について学ぶ機会も続けられています。

では、今の子どもたちが大人になったとき、この町をどのように思い出すのでしょうか。

地方創生コラム2.4

「何もない町だった」と感じるのか。

それとも、「自分が育った町には、ほかにはないものがあった」と気づくのか。

未来を考えることは、私たちが次の世代へ何を手渡していくのかを考えることでもあります。

 

いくつもの声の中に見えてきたもの

 

見え始めた出雲崎町の輪郭

 

インタビューでは、仕事、観光、空き家、子育て、交通、教育、情報発信など、さまざまな話が

出ています。

一見すると、それぞれ別の話に見えます。

しかし、その奥にある思いをたどっていくと、少しずつ共通するものも見えてきました。

 

新しいことに挑戦できる町。

若い世代が暮らし続けられる町。

昔からある文化や風景を大切にする町。

町民だけでなく、移住した人や町外の人も地域づくりに関われる町。

そして、自分たちの町の魅力を、自分たちの言葉で伝えられる町。

もちろん、これらがグランドデザインの答えではありません。

地方創生コラム2.5

今はまだ、一人ひとりの異なる思いに耳を傾けながら、その中にある共通するものを探しているところです。

完成した計画をある日突然お示しするのではなく、考えている経過も皆さんと共有する。

その積み重ねの先に、出雲崎町のグランドデザインが少しずつ形になっていくのだと考えています。

皆さんは、これからの出雲崎町を、どんな町にしたいでしょうか。

そして、未来へ残したい「出雲崎らしさ」は何でしょうか。

 

次回予告

 

次回は、「人口・暮らし・産業など、出雲崎町の現在地」についてお届けする予定です。

わたしたちの住む町の現状をしっかりと理解しておくことも大切だと感じています。

 

皆さんとともに考える「未来へつなぐ出雲崎」。

その歩みは、まだ始まったばかりです。

皆さんが日々の暮らしの中で感じていること、未来へ残したいこと、

「こうなったらいいな」と思うことがあれば、ぜひお聞かせください。

 

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